7歳と、72歳と。

 

ロングトレイルの楽しみ方は、人それぞれ。

踏破にこだわる人、スピードを競う人、景色を楽しむ人、自然との一体感に浸る人、人との出会いを大事にする人・・・。

今の私は、人との出会いを楽しんでいる。

相手は日本語の通じない外国人。加えて、私の英語力は超低レベル。理解できない辛さ、伝わらないもどかしさ、感情の機微が分からない不安感は、当然ながらある。でも、それも含めて、刺激的で楽しいのだ。

トレイル上で、挨拶をする程度。最初は、それぐらいの出会いだと思っていた。しかし、実際はそうではない。頻繁に顔を合わせたり、しばらく寝食を共にしたりする人が出てくる。一度きりの刹那的な出会いばかりではないのである。これがなんとも面白い。

たとえば、スパロウ&バラクーダ親子(もちろん、いずれもトレイルネイム)。

最後に読み込んだ写真-11

 

バラクーダは、まだ7歳。まずその年齢自体にビックリしたのだが、さらに驚くことに、PCTへのチャレンジは彼のアイデアとのこと。日本で7歳と言えば小学1年生。当時の私は、ウ○コとかチ○コとか言って喜び、スカートめくりにいそしむハナタレ小僧だった。

こちらは、スパイダー。

最後に読み込んだ写真-10

彼は、御年72歳。大企業の社長(PCTに来ているくらいだから元社長かも)らしい。「“大阪のケンイチホリ”を知っているか?」と、もちろん知ってるよな的な感じで何度も言うので、「オフコース!ヒー イズ フェイマス」とだけ答えておいた。もちろん、私は知らない。それにしても、72歳でPCTにチャレンジしようと思うとは。私だったらどうだろうか。そんなイカした爺さんになっているとは、到底思えない。

残り約4カ月。いったい、これからどんな出会いが待ちかまえているのか。楽しみで仕方がない。最後に、ハイカー仲間との食事風景を紹介して、今回のブログを締めたいと思う。

7歳と、72歳と。” への4件のコメント

    • TAKA! まあ、ギブンネイムの一部なんで、厳密にいうと、トレイルネームじゃないんだけどね。。。

  1. 少年の横顔が、7歳とは思えないほど大人びて見える。ここでは、「学校は?」「勉強は?」と野暮な質問をしてくる人もいないんだろうねぇ。少年の思い付きをサポートした親に拍手。

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